meet one's fate 19
「秋人、僕は未夢なのかな。未夢くんなのかな」
「は?未夢は、未夢だろう?」
帰り道、僕は秋人に問い掛ける。
秋人は目を丸くして、僕を見返した。
「んっ、そうだね」
そうなんだけれど…
何と言ったら、伝わるんだろう。
彼と居ると不思議な感じがする。
胸だってすごく痛くなってくる。
僕が僕でないような感じ。
どう伝えて良いかわからない。
「ねぇ、未夢」
小首を傾げて見上げると、何か秋人が考え込んでいる。
どうしたんだろう、と、覗き込むと、秋人は僕に目を向けて言った。
「今日、未夢ん家泊まりに行って良い?」
「ふぇ?良いけど、今日は誰もいないよ」
「んっ…わかってる」
秋人は前を見つめたままぽつりと呟く。
僕は何だろうと思ったけれど、聞いてはいけないような気がして、あえて聞かずに秋人に言った。
「それじゃあ、夕飯は秋人の好きなクリームシチューにしなくちゃね。お肉とか、フランスパンとか買って帰ろう」
僕は先程の考えを振り払うように、秋人ににこりと微笑む。
いつもなら、笑顔を返してくれる秋人。
なのに、今日は、何故か黙って僕を見つめていた。
……?
何か、変な秋人。
彼に逢ってから、何故か秋人の様子がおかしいような気がする。
時折、物思いに耽ったり、何かを考えていたり。
そういえば、この間だって、急に怒鳴り声を上げられた。
良く解らない喧嘩だってしたし。
今だって、何か一緒にいても会話がない。
どうしちゃったんだろう?
心配そうに秋人を覗き込む。
僕の視線に気がついた秋人は、やっと笑顔を見せてくれた。
…………
本当に、大丈夫なのかな。
心配そうに見つめる僕に、いつものように秋人がわしゃわしゃと僕の髪を撫でた。
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秋人くんターンでつ
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