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圭奈が過去、やった事は何となくわかる。
俺のために全てを犠牲にした。 おそらく、俺の傷は俺が思っている以上に酷くて、両親も医者の言う事を鵜呑みにしたのだろう。 両親はそういう人だから、悪いなんて責める事は出来ない。 どちらかと、言えば、そうしてくれた方が良かったとすら何処かで思う俺が居る。 「圭奈…。お前も、俺の両親も間違えてなんかいない。俺は捨てられたんじゃないよ」 ぎゅっと抱き締めて圭奈に囁く。 圭奈は拳を握り締めた。 「圭奈…。俺、ようやくわかったよ。お前も、俺も、もっと話し合わなくちゃいけないな」 お互い、言葉が足りなさ過ぎたような気がする。 触れ合う熱だけを縋るように求め、何処かですれ違ってしまった想い。 そっと圭奈の頬に触れると、圭奈は、ゆっくりと顔を上げた。 「昴…」 今にも泣きそうな圭奈の瞳。 罪悪感なのだろうか。 俺は、本当に気にしていないと言うのに。 「愛してるよ。圭奈」 何処か圭奈は、哀しげな複雑な瞳で俺を見つめる。 「キスして良い?」 「ぇっ…あぁ……」 圭奈の問い掛けに、俺は頷く。 何故だか、酷く圭奈の声が掠れている。 「………」 その、切羽詰まったようなキス。 圭奈の精神状態がひどく不安定になっていると感じた。 実際、圭奈とのわだかまりが取れたとは言い難い、もしかしたら、精神的に参っているかも知れないと何処かで思った。 「圭奈……」 「ごめん、何、がっついてるんだろうな」 「…………」 「どうした?嫌だった?」 「いや、何でもない」 俺は圭奈を引き寄せる。 圭奈の本心が見えなくて、不安に心が揺れた。 ****************************************** << BACK >> NEXT まだ、わかりあえないよ(T_T) 管理人の戯言(拍手お礼など)はこちら *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ![]() ![]() |
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